代表的なミュージアム
地元の人々や観光客の間で人気のミュージアムに、ぜひ足を運んでください。

かつてのリトアニア大公の統治者が住んでいた王宮は再建され、ゴシック、ルネッサンス、初期のバロック様式のインテリアだけでなく、歴史的発展と建築に関する博物館として公開されています。城の歴史的財産の展示の重要性を理解するために、3Dバーチャルリアリティーツアーで100年前の世界を体験し、自身の目で歴史の変化を感じることができます。

リトアニアの文化遺産が集約されている場所であり、リトアニアで最古の博物館です。リトアニアの歴史が反映され、伝統文化と習慣を示すリアルな展示物が満載です。この博物館での経験は、様々な教育プログラムや、創造的なワークショップに参加することによってより充実したものになります。

リトアニアの統治者達がその全盛期に在城した、リトアニアで最も訪問者の多い博物館です。トラカイ城と街の歴史について伝える博物館には、戦いの戦利品、家具、磁器やガラス製品を含む、偉大な歴史と著名人を目撃してきた、本物の品々が展示されています。毎年ここでは訪問者をトラカイの黄金時代に立ち戻らせるイベント「中世フェスティバルとクラフトディ」を開催しています。

ティシュケヴィッチ(Tyszkiewicz)伯爵の壮麗な宮殿内にあるこの博物館は、世界最大級の琥珀や標本のコレクションを所有し、バルトの宝石である琥珀の物語を伝える約30,000点もの展示物があります。博物館で開催されるインタラクティブなワークショップでは、琥珀の歴史を教わりながら、自分用のペンダントを作ることができます。

当時の暮らしの様子を詳しく知ることができる「ケルナヴェの考古学遺跡博物館」は、リトアニア大公国が13世紀に設立した最初の首都であるケルナヴェにあり、ユネスコの世界遺産に登録されています。博物館のホールには、ケルナヴェの歴史について、有史以前から首都が設立された13世紀-14世紀までの繁栄期における詳細な展示があります。モダンエキシビションでは、本物の展示品を見ることができ、道具の製造や使い方について学ぶことができます。考古学専門家によってつくられた資料映像も見ることができます。

ここはリトアニアで最も印象的な現代アートの美術館のうちの一つで、55ヘクタールの広さがあり、ヨーロッパ大陸の地理的中心に位置しています。34か国の有名なアーティストたちによる100を超えるアート作品が展示され、丘や小さな湖畔、森の奥深くなど、思いもよらない場所で彫刻との出会いがあり、訪れた人々はこの表情豊かな場所でアートを楽しむことができます。

大統領官邸内にあるリトアニア・地方教育センターは、おそらく世界でも最先端の対話型システムを使って、民主国家の機能から、社会、市民の役割などをビジターに紹介しています。このセンターでは、リトアニアの歴史や重要人物についての紹介、政府の受賞と勲章、都市や町の紋章、外国の指導者からリトアニア大統領への贈り物、リトアニアの歴史と現代の生活についてなどが紹介されています。

元KGB本部兼拘留所だった場所にある博物館は、地域のソビエト化とそれに対する武力での抵抗、同様に国外退去とKGBの軍事行動について伝えています。ビジターは本物のKGB拘留所と死刑執行室を見学することができ、そして20世紀の抑圧と自由闘争における複雑な歴史を紹介する展示もあります。

イルカやアシカ、魚類やペンギン、甲虫、昆虫、植物、貝類、そして軟体動物。海の世界は不思議なことで溢れています。リトアニア海洋博物館を訪れたら、海の世界を詳しく知り、環境を尊重し守っていくかを学びましょう。クライペダからスミルティネ(Smiltynė)までフェリーに乗り、それから海岸に沿って歩くか馬車に乗れば到着します。ハイイロアザラシやトド、鼻先でボールをカゴの中に入れるイルカも見れるでしょう。幼い子供たちの喜びで満たされた顔を見れば、なぜこの博物館に毎年50万人もの来場者が訪れるのかわかるはずです。

インタラクティブソリューション、テーマフィルム、教育的なツールとゲームがぎっしり詰まったこの博物館での展示は、穀物や毛皮、または琥珀などで取引が行われていた最古の支払い手段から現代の電子マネーまで、リトアニアと世界中の預金と通貨の歴史について紹介しています。リトアニアの歴史に興味のある方は、リトアニア大公国時代にまでさかのぼって流通していた通貨を見ることができ、そしてもっと広く世界の歴史に興味のある方は、世界の隅々で使われている紙幣をじっくりと間近に観察することができます。