この地域を訪れたら、地元の人々は必ずコーヒー(kafija)とワッフル(vofeliai)でもてなしてくれるでしょう。もちろん、これらはリトアニア人が引き継いだドイツの伝統です。一回目と二回目の朝食、朝のおやつ、昼食、午後のおやつ、そして夕食を食べる習慣もそうであるように。今日では頻繁にテーブルにつくことは無くなりましたが、昔の時間がのんびり流れていた時代には、一日に何度も食事を取ることは当たり前でした。そして現在は漁業が盛んに行われています。リトアニアの他の地域では、ここまで新鮮なものは手に入りません。シルテ(Šilutė)の人々は魚を捕まえ、燻したり、フィッシュスープを作る名人です。彼らと釣りに出かけて自分の目で確かめて下さい。きっとその場で調理したフィッシュスープを食べる機会もあるでしょう。
R. Linkaitė